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五十嵐 誉廣
no journal, ,
溶液中金属の腐食は、材料と環境両方の因子が影響する電気化学反応である。溶液中では化学種の価数変化や拡散による化学種輸送(長時間, マクロスケール)、固液界面では金属の表面状態と界面近傍の化学種に対応した電気化学反応(短時間, ナノスケール)、材料側では化学反応の進行による表面形状の変化(長時間, マクロスケール)が進行している。これらすべての因子を考慮した計算シミュレーションをまともに行うためには、表面粗さを表現できるサイズのシステムに対して数年オーダーの量子計算を行う必要があり、昨今の高性能計算機をもってしても非常に困難である。我々は、着目する現象ごとに異なる計算アプローチを適用し、腐食現象の総合的な理解を試みている。本講演では、我々のグループで行っているミクロマクロスケールでの様々な計算シミュレーション例を紹介する。